ひなぎく幼稚園で♪あさ、いちばんはやいのは~♪
ひなぎく幼稚園で♪あさ、いちばんはやいのは~♪赤、青バスの出発でしょうか。
実は、その時間にはほとんどの教師が出勤しており、各保育室からピアノの練習が聞こえています。8時15分にチャイムが鳴って、全教師が職員室に集合。その日の保育の細かい打ち合わせをしますが、月曜日には毎週、理事長先生の選んで下さった賛美歌を歌い、聖書の解説を伺って「祈祷会」をします。
そこで、教師が交代でお祈りのお当番になるのですが、誰もが「神様への感謝」と「私達の欠けたるところを補い、今週のひなぎくの保育を守り導いてください」と祈り、一週間を始めます。
こうして子ども達の登園を迎えますが…
こうして子ども達の登園を迎えますが、子ども達はというと、幼稚園の玄関を入ったその瞬間から「自分のことは自分でやる」という「自立した子ども」への生活を始める訳です。
年少組の子ども達は、自分のくつばこ、ロッカー、タオルかけの「場所」をよく覚えて生活を始めています。この「場所」を「覚える」というのも、よく見ていると「空間を認識する」というなかなか高度な能力のいる作業だということが分かります。「覚える」といえば、先生の名前も、お友達の顔と名前も、歌も手遊びもよく覚えました。これからの園生活の中で、目に見えるものも、見えないものも(たとえば集団生活のルールや、優しい心などなど)、大切なことをたくさん覚えていくことでしょう。楽しみです。
一方、年中組の朝の関門といえるのが…
一方、年中組の朝の関門といえるのが「着替え」です。その他にも、タオルをかけること、ノートに「来たしるし」のシールをはること・・・と朝は、早速遊びたい気持ちを抑えてやらなければならないことがあるのです。
「手順」も大切です。また、自分の物がお友達の物と混ざらないように、場所を確保し「管理」する力が養われていることも分かります。実は、今、年中組の担任の一番の悩みの種となっているのが、この朝と帰りの身支度の時間帯です。1対1で丁寧に教えてあげればできるのに、集団の中ではしてあげられない、そのもどかしさを味わうからです。どうぞ、ご家庭でのバックアップを!お願いします。
このように、ひなぎく幼稚園は、「礼拝とその後のクラス活動(神さまと人を信頼する心)」と「自由遊び(自分で遊びを選ぶこと)」、そして「生活習慣の自立(生活全般にわたる自信の第一歩)」を、大切に考えている幼稚園だといえると思います。これが真の「自立」へつながっていくと考えるからです。朝の身支度にもその「種」があります。1つ1つの生活の場面を大切に、保育を進めてまいります。