心からのお祝いを申し上げます
あっという間に、園庭の桜の花が満開になりました。その桜の花を眺めては、教職員は新年度を迎える準備に余念がありませんでした。そして、全員の心は、今年の春は、どんな子ども達との出会いが待っているのかと楽しみに待つ気持ちでいっぱいでした。
新入園の子ども達の保護者の皆様、お子様方の御入園、おめでとうございます。そしてようこそ、ひなぎく幼稚園へ! 心から感謝いたします。
また、年少組から年中組へ、年中組から年長組へ進級の子どもたちと保護者の皆様にも心からのお祝いを申し上げます。
子育て中にはいくつかの節目がありますが、これからは、桜が咲き春になる度に、我が子の生活の場に変化が起こり、それが確実に一段づつのステップアップになっていく、その姿を見ることは親にとってこの上ない喜びになるでしょう。「おめでとう!」「おめでとう!!」と私達もご家族の方たちと一緒に喜び合う仲間に入れて頂けることを嬉しく思っています。
全力で受け止めます
「生活の場」が変わって最初は不安に思うのは誰でも同じです。新入園の子ども達にとってはなおさらでしょう。その不安を必死に我慢して頑張っている姿は、本当にけなげで立派です。しかし、一方で、ひなぎく幼稚園では泣いても大丈夫。むしろ、泣けたら、大丈夫。そうも考えて下さい。
私たちは決して「泣く」ことを困ったことだとは思っていません。むしろ、その子どもがありのままの自分の気持ちを出していると感じ、全力で受け止めます。
中心にいるのは大切な子ども達
泣くことに限らず、幼稚園に入ったら、我が子は親の見ていないところで、いろんなことをするでしょう。おもらしをしたり、いたずらをしたり、お友達とけんかをしたり…。
でも、その時に、幼稚園に「ご迷惑をかけた」とは思わないでください。私たちはちっとも、幼い子ども達の行動を、迷惑だ、などとは思っていません。なぜなら、ここは幼稚園、子どもたちが主役の、子ども達の園、だからです。そして、その行動がその子にとっての何かのサインなら、共に考えさせて下さい。これからは、ご家庭と幼稚園とが車の両輪となって、一人一人の子ども達の心と体の成長を支え、導いていきましょう。
そして、子ども、を真ん中に、ご家庭と幼稚園とが手をつなぎ、幼稚園を通して、多くのご家庭と家庭がつながり合ったら、こんなに嬉しいことはありません。
いつでも、中心にいるのは大切な子ども達。そのことを深く心に留め、どうぞよろしくお願いいたします、と私からも新年度のご挨拶を申し上げます。