どの学年の子どもたちも、心と体を動かして、園生活を積み重ね、少しずつ楽しい経験を増やしている毎日です。
年少組では「ひとりで靴をはけた!」「ひとりでタオルをだした!」など、ひとりで「できた!」という小さな達成感や喜びを、保育者と一緒に経験している毎日です。この達成感と喜びを感じながら、生活リズムを整えることを今の時期、年少組では大切にしています。なぜなら、生活を整えていくと、その場所が安心した場所となり「遊ぼう!」という気持ちがうまれ、幼稚園が楽しい生活の場となるからです。安心して幼稚園で過ごせるように、担任と助手の先生で、ゆっくりじっくり一つ一つ、生活習慣を整えていきたいと思います。
年中組では…ぐりぐらノートからお手紙を出し、黄色い制服を脱いでスモックを着、朝から自分の力で頑張ることが増えました。制服やスモックのボタンに苦戦する姿もありますが自分で「やろう!」とするやる気が見られます。
又、わからないことがあった時、友だちの様子を見たり、担任をよんだり、少し周りに目を向け、考えているのが年中組です。すぐにすべてをやってあげるのではなく、ひとりひとりのやろうとする気持ちを大切に過ごしていきたいと思います。
そしてこの時期、特に頼もしく感じるのが年長組です。新しい生活に興味をもってとりくんでいます。年長組になると大きくなったロッカーにお着替え袋も含めすべてをかけていますが、それは自分でどうやって荷物をかければ使いやすいかを考えてほしいからです。自己管理の力がつくと、落ち着いて集団生活をおくることができます。そうすると、様々な活動にあたふたせず、じっくり思いっきり取り組めますね。
でも…年長組もいきなりこんなに頼もしくなったわけではありません。年少、年中の生活の積み重ねがあってこその今の姿です。私たちはこの「積み重ねの生活」を大切に考えています。心と体の発達にはとび級はありません。
又、ひとりひとり、育ちのペースがあります。その発達を踏まえ年齢にふさわしい生活をしていきたいと思います。
園生活は気力、体力フル回転の毎日です。また次の日、パワー十分で過ごすことができるように、早寝早起きの規則正しい生活を心がけましょう。
そしてこどもたちにとって朝、元気に笑顔で送り出して頂き、あたたかく迎えて頂く、お家のかたとのおだやかな会話やスキンシップが一番のパワーの源となります!ぬくもりをパワーにかえて、5月も安心して楽しく過ごしていけるように、私たちも力を尽くしていきたいと思います。