今年の冬は、夏に園庭の工事をしたおかげで、雪が降った後も園庭がグチャグチャにならず、思った以上に雪遊びを長い時間楽しむことができました。高くなった土の山はそりの滑りがよく、飛距離がだいぶのびたのには、保育者たちも驚いているところです。
今年度の保育も残すところ2か月!
今年度の保育も残すところ2か月!しかも、実際の保育日数にしてみると、あっという間なのがわかります。だからこそ私たちは今までと同じように、個人の育ちのペースとその時期の発達段階に応じた保育を考え、子ども達に丁寧に向き合うことを大切に、一日一日を過ごしていきたいと思っています。
大きな成長
「○○をだしてね」「次は○○ね」と生活の中で細かく言葉をかけたり、個人的に対応が必要だった年少組の1.2学期。それが今では生活習慣が身につき、保育者の全体への言葉がけを理解し、支度や準備ができるようになってきました。少し時間がかかっても最後まで、自分のことは自分でやろうとしています。大きな成長ですね。その成長に合わせて3学期は、助手の先生もずっとそばにいる生活から距離をとっていきます。担任と友だちと一緒に自分のことは自分で頑張る毎日です。そして、ひとり遊びや特定の友だちと多くを過ごしていた子どもたちも、他の友だちにも心を向けられるようになってきました。クラス活動で2人組になる時も、誰と一緒になっても大丈夫!(まだ○○ちゃんとがいい、と小さなトラブルにもなる時もありますが・・・)先生と一緒もいいけど、友だちと一緒もいいね!と、友だちの存在が大きくなっています。
友だちと気持ちを合わせていく
2人組といえば・・・年中組はもう簡単。今は3人組もなんなくできます。ある日わらべうたで3人組になり、真ん中になる1人を決める時も「ふたりとも真ん中がいいんだ・・」「じゃあ、最初に○○ちゃんで、次に○○ちゃんが真ん中ね」と、お互いの気持ちを伝え合い、更にそれぞれの思いに折り合いをつける方法を、一緒に考える姿がずいぶんと見られるようになりました。自己主張ばかりでは、友だちと仲良くなれないからつまらない、ということを友だちと関わる経験をたくさんしながら感じる毎日です。引き続き、遊びやクラス活動の中で、自分の気持ちをコントロールしながら、友だちと気持ちを合わせていく経験を積み重ねていきたいと思います。
年長組は本当に頼もしい限り!
そしてこの時期の年長組は本当に頼もしい限りです。投げゴマや毛糸を使った織物活動など、集中力や根気がぐんとついてきた今だからこその遊びが盛んです。又、ドッチボールではクラスを超えた大人数での遊びをみんなで楽しんでいます。何か問題がおきた時も仲間同士で解決しようとしています。保育者が間に入る時も、その時の状況説明が上手にできるようになりました。子どもたち同士で考え解決していけるように、保育者は子ども達との距離感を考えながら支えていきたいなと思います。
各学年それぞれに嬉しい成長が見られる今、仲間と一緒に楽しく活動をする姿を保育参観では見て頂こうと考えてます。ひなぎくの参観は子どもたちが好きな活動を存分に楽しむ内容です。時にその場で、子どもたちから意見がでたり、グループ活動でもめ事が起こったりしますが、仲間と一生懸命向き合っている子どもたちの今の姿を、あたたかい目で見て頂ければと思います。特に年長組は参観の内容自体を、クラスでアイディアを出し合って協力して創作しています。何十年していても、ひとつとして同じものになりません。どうぞお楽しみに!