今年は特に、ご家族で一緒に過ごすことができる幸せをかみしめながら、新年を迎えられたことと思います。私たち保育者も、今年も子ども達と共に、祈りと感謝の気持ちをもって、毎日を過ごしていきたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いします。
さあ、3学期の始まりです。先生やお友達と、しっかり信頼関係ができている3学期は、今まで以上に「会話」(言葉で伝え合いながら)で遊びがつながっていくでしょう。
1月の保育は「会話」を楽しみながら、お正月遊びからスタートです。かるたやすごろく、絵合わせ(神経衰弱)では、子ども達が円陣になってカードやすごろくを囲みます。
年長組はかるたの「読む人」、「とる人」も自分達で決めます。「とる時はハイッ!て言うのね」など、それぞれのお家でやっていたルールを「会話」を通して聞き合い、幼稚園でのルールを作っていくのも年長ならでは、です。
年中組は、保育者に少し手伝ってもらいながら楽しみます。かるたも絵合わせも、たくさんとることができる子もいれば、そうでない子も…。「ちょっとやめたくなってきたな」と、そんな時は、保育者や大好きな友達の励ましの言葉が、最後までやり通すパワーになります。
そして年少組。まずは先生と友達と一緒に「やってみる!」から始まります。幼稚園のクリスマスでのプレゼントの絵合わせカードは、お正月にご家族で楽しまれたでしょうか?「これやったことある!」というのが、年少組にとって「やる気」につながります。ですので、クラスにも同じ絵合わせカードを置いて、まずは親しみのあるもので遊び始めます。(ひき続き、お家でも是非お楽しみ下さいね)
友達の中で、保育者が言葉を補いながら、順番を待ったり、ルールを守ってやると楽しい!という経験をたくさんしていくのが年少組です。
こまやお手玉、けん玉も取り入れていきます。今年も年長組は投げごまに挑戦していきたいと思います。年中組は手回しごまや、引きごまに取り組みます。年少組はこまに触れてみて、こまを作ってみて、手回しごまに出会うことから始めます。じっくり取り組むこと、最後まであきらめないで「やってみる」ことが大切です。
なんだかひとり遊びのように見えますが、ここでもやはり友達の存在は大きいのです。一緒に挑戦したり、「なんで回らないんだろう…」と一緒に考えたり、「回った!」と一緒に達成感や喜びを分かち合ったり。友達がいるから挑戦し続けることができるのです。
もちろん、寒さに負けずに外でも元気に遊びます。それぞれの学年に合った凧を作って、飛ばしに(走りに!)行きます。氷おにや、どろけいなどもたくさんします。年長組は屋上でドッヂボールもします。
今年も仲間と育ち合う毎日です。たくさん関わり、思いを伝え合う中で、友達の大切さに気づき、相手を思いやりながら、心も体も強く大きくなって欲しいと思います。
私達も力を尽くして子ども達と向き合っていきます。